千代、勇太、元気ですか。
この文がそっちに届く頃には、そっちでは雪が降っているかもしれないね。
睡骨さまがいなくなったので、子供たちだけになってしまって心配だったけど頼もしくやっているようですね。
睡骨さまがあなたたちの目の前でやってしまったことで心に傷を負ってしまっていないか不安でした。
でも、睡骨さまは最後はとてもご立派だったよ。
千代と勇太が塚をなおしてくれたそうだね。睡骨さまも喜んでいると思う。
また睡骨さまのお話をしてあげる。
今は少し片付けなくちゃいけないことがあってそっちに行ってあげられないけど、いつか必ず行くから。
それまで、元気で暮らすんだよ。
桔梗