【Chapter18.ラプラス*後編】
前回に続き、ヒコたちも先を急ぎます。そんなに広くはなかった。最奥部まできましたが…ペラップやドクローズには未だ追いつけず?
ヒコは何だか蒸し暑い所だよな、と。そこで「ぐぐっ……。」という声が。
奥へ行ってみるとドクローズが倒れています(@Д@)!!!!ありゃ! やはり、謎の強敵とやらにやられた様子…
ヒコに、知ってるなら最初から言ってくれれば…とスカアニキ。でも教えるわけないよな、そりゃそうだな(笑)
ヒコはスカタンク大丈夫か!?と聞きますが、ここまできてオレさまの心配をするなんて相変わらずめでたいヤツ…と憎まれ口。
倒れてたら誰でも見過ごせないよ、って優しい子やでぇヒコ。゚(゚´Д`゚)゚。 某FF9主人公も言ってましたが、誰かを助けるのに理由がいるかい?ってヤツですね。
「オレさまの心配なら無用だ……ペラップがオレさまの怒りに火をつけたからだ」って……何があったんだか?
「ペラップのヤツは後から来て……オレさまたちが倒れてるのを見ると……散々文句を言いやがったぜ……ククククッ……そして一通り喋り終わると
去っていった……。オレさまはもう本当にムチャクチャムカついたぜ……。正直こんなとこではくたばれねぇ……。
ここを必ず這い出てペラップを倒す!ってな……。…………。まあ考えようによっちゃあ……諦めかけてたオレさまはペラップに元気を
もらったのかもしれないがな……。ククククッ……。」
うーん何というポジティブシンキング。 正直ペラップはそこまで考えてないと思う
でも元気をもらったといっても…まだ大分苦しそうだよ?と問うヒコに、
「ククククッ……。オレさまはこれまでオマエたちにたくさんいじわるをしてきた……。散々嫌な思いをしたはずだ……。それなのにオマエは……
オレさまのことを心配するのか?」
「……うん。色々腹のたつこともあったけど……でもこうやって目の前に倒れてたら……やっぱり見過ごせないよ。」
本当優しい子やなぁ!!戦わせろやと言っていた杞咲猛反省。
そんな優しいことを言われたスカタンクは、遺跡の欠片をヒコの方へ投げました。
「ククククッ……しまった……。オレさまとしたことが……。遺跡の欠片を落としちまった……。ククククッ……。か 体も動かねぇから……
これだとヒコに取られちまうなあ……。ククククッ……。」
ってツンデレかお前は! 笑
ちょいと感動するヒコに、「オレさまは遺跡の欠片を落としただけだ……それを拾うかどうかはオマエの自由だぜ……。」と。何処までもツンツンと。
「スカタンク……。あ ありがとう。」
「フンッ 何故礼を言う。次に会ったらまたいつも通りいじわるするから覚悟しておけ……。ククククッ……。」
倒させてほしかったなあ(笑)イジワルズも倒せなかったんだっけ?
そしてスカタンクは、「それに……今はオレさまたちより……ペラップのことを心配するんだな……。」と。そうですよね。この先に一人で行ったんだから!
敵を追って奥へ進んだとのことで早く行かないと…親方さまがあれほど心配していたのに!
「ありがとう スカタンク……オイラたちは先に行くけど……スカタンクたちも頑張ってここを出てくれよな。」
「フンッ ドクローズを甘く見るんじゃねえよ。ククククッ……。」
さーいごまで憎まれ口をぉ。でも可愛く見えてしまう、これがポケダンクオリティ!
そしてお嬢たちが去った後…「……オマエたち……動けるか?……。」とスカタンク。
「ケッ……それはムリですよう……。」「へへっ あれだけハデにやられちゃあね……。」とドガース、ズバット。
「そうか……。お互いざまあないな……。ククククッ……。」
「ケッ しかしアニキー……。アニキも最後の最後で……ちょっとだけいいヤツになっちまいましたね……。」
「うるせー。ククククッ……。」
「でもオレはそんなアニキもちょっと好きですぜ。へへっ……。」ってズバット!(愛)
「うるせー。ククククッ……。」
…悪とはいえ、仲間意識の強い奴らは杞咲大好きなので微笑ましいですね。ほのぼの(´ω`)
そしてヒコとお嬢の方へ。進むとペラップが……良かった、倒されてなかった。。ここまで奴らを追ってきたのだが見失ってしまったとのこと。
きっと何処かに潜んでいるはずだ…って何なんだろうねー。周りを見渡しますが、特に隠れるような所はないけど…とヒコ。
「(……何だろう……。この言いようの無い不安感は……。)」って。ペラップ、どうしたんでしょう?
「(ヤツらをチラッと見て……何かを思い出せそうなんだが……。 そうだ!以前ここでヤツらに襲われた時……ヤツらは突然現れた……。
確かその場所は……)」
上を見上げるペラップ。ぎゃあああああいる!いる!!上にいるー!!天井に張り付いてる!!
「ヒコ!お嬢!気をつけろ!上にいるッ!」
そしていきなし下りてくるカブトプス&オムスター!
「ワシはカブトプス!そしてオムスター兄弟!ナワバリを荒らす者は叩きのめすのみ!くらえっ!」
バトルか!?と思いきや……えええぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇッ!!!ペラップがかばった!!???!
「な 何だ!?」とカブトプスも驚いてます。
「うぐぐぐぐ……!オマエらに手出しはさせない……。」
「自分から盾になって後ろの奴らをかばったのか。愚かな奴め。」
「あ!思い出した!カブトプス!コイツ前にもここに来たことがあるぜ!そしてその時もこんな感じでやられたんだぜ!?」とオムスター…
ええっ!?ってことは、ペラップさん、以前来た時は親方さまをかばったってこと…!??!!
「繰り返し同じことを?本当に愚か者だな!グハハハハハハハッ!」
「うぐぐ……何とでもいえ……。コイツらは……ワタシの可愛いおとうと弟子なんだ!オマエらに手出しさせるかぁ!」
うわぁぁぁあああぁぁぁあああぁぁぁああああぁぁあぁぁああぁ
あああぁああああ(涙腺崩壊)
「ペ ペラップ……。」
「うぐぐぐ……。」
しかし倒れた!兄弟子はここで倒れた!!
そしてカブトプスたちは次はオマエたちの番だ!って襲い掛かってきました。…オムスター兄弟はそんなに強くなかったし、カブトプスもアクアジェットや
ギガドレイン(メガドレイン?)でちょっと危なかったけどお嬢の「激流」が発動して大きなダメージ。 で、まぁ難なく倒せました。
カブトプスさんたちは「ひ……ひぃ……。」とか言いながら逃げていきました。
すぐにペラップに近寄るヒコとお嬢。大丈夫か!?と言っていると、「ペラップ!」ともう一つ声が…… おぉ、親方さま!そしてジュプトル!?
「そ……その声は親方さま……。」瀕死の状態でも親方さまのお声はきちんと認識するペラップさん。
次いで他のギルドの仲間たちもやってきました。皆プクリンとジュプトルが一緒にいるのを見て驚いてます。でも今はペラップを…!
「ペラップ!!」
あぁ、親方さまが泣き顔にィ…初泣き顔グラはペラップのために。親方さまらしいです。。
「ペラップ!!大丈夫?痛くない?」
「……ハハハ……大丈夫 ……。この通り……ピンピン……して……。」
「ペラップ!ごめんね。ペラップ。ボクがもっと早く来ていれば……。」
「そんな……親方さま…… ……しかし……情けないですよね……。同じ敵に……また……やられるなんて……。」
「そんなことないよ!ペラップ!前にボクたちがここに来た時……ペラップはすぐにやられちゃったから覚えてないかもしれないけど……あの時……
カブトプスたちに襲われた時 ペラップは……ボクのことをかばってくれたんだよ。」
あぁああ……やっぱりそうだったんだ…。
「カブトプスたちはその後ボクが追い払ったけど……ペラップがかばってくれなければボクはやられてた。ペラップはボクにとって命の恩人なんだよ。」
ぶわぁああ(再度涙腺崩壊)
「……そう…だったんですか……。」
「ペラップは……ボクにとって……一番大切な相棒だよ……。」
本当親方さまってペラップ大好きだよなあ。遠征の時はペラップと2人きりなんてブーイングみたいな感じだったのに、終盤にいくにつれて大好き度が
増してってますよね。微笑ましいったら。
「そんなこと……親方さまに言っていただけるなんて……とても……幸せ……です……。」
ってがくっって倒れたァアァァァ!!!!!!
ジュプトルは「皆慌てるな! ……うん。大丈夫だ。今すぐギルドへ運べば間に合う!」と。では急いでギルドへ戻らなくては…しかし、それは親方さまが
してくれるとのこと。お嬢とヒコ、そしてジュプトルは先に進んで謎を解かなくてはいけませんね。
でも!というヒコに、「いいから。ここでキミたちが先に進まないと……ペラップもキミたちをかばった意味がなくなるよ。」と。そうですよね…。
ペラップが気にはなりますが、「プクリン。すまないが行かせてもらうぞ。」とのことでヒコとお嬢、そしてジュプトルは先へと進みます。
「頑張って!幻の大地を見つけてね!」と親方さまにお言葉をいただき…。
で、それにしてもどうしてジュプトルがここに?と聞けば、プクリンが連れてきてくれたんだとのこと。
プクリンはジュプトルを探していて、会うなり幻の大地に行けそうだから来てくれと言ったそうで……合流したかったからちょうど良かった、とジュプトル。
おぉ、ってことは時の歯車を5つ集めたのですね!
そして先へ進むと…入り江が。洞窟が大きく裂けていて、海が見えます!もう夕方なのですね。早いなあ。時間経つのが。
「岩の裂け目から潮が此処まで満ちてきてるんだな。」
そして後ろを振り向くと…あらまぁ、模様です。ヒコが持っていたあの遺跡の欠片の模様と同じ模様が!ヒコが遺跡の欠片を出してみると、青く光りだしました!
そして壁の模様も青く光りだし…まるで呼応してるみたいです。
そして白い光が放たれ…岩壁の向こうへとビーム(?)が発射されました。…何だったんだ???
「光が海へ飛んで行ったけど……何だったんだろう……。」
すると…また夕日の向こうに影が見えます。そしてどんどん近づいてきて…ヒコとお嬢の前に。うぉーラプラスだ!
そして「ヒコさんとお嬢さん……それにジュプトルさんですね?」と。キミは誰?と聞くヒコに、「ボクはラプラス。幻の大地へ誘う者。」ってえー!
そんな大事な役が…!
「キミたちは模様の光を放った……。それこそが幻の大地へ渡る印なのです。海の向こうにそれはあります。さあ僕に乗って。海を渡りましょう。
大丈夫。ボクは特別ですから皆さん乗れますよ。」
へぇ〜。ジュプトルからも「ヒコ!お嬢!行こう!海の向こうへ!」と言われ、ついに3匹は海を渡ることに…。次回へ続く!
今回のまとめ漫画
【Chapter19.幻の大地へ*前編】
そして一旦ギルドにうつります。ペラップはどうなったのかと思えば…一晩眠れば大丈夫だと思う、とのこと。安堵する皆、そしてキマワリ姐さんが…
「親方さまは昔ペラップに助けてもらったっておっしゃってましたよね?」
「うん。あの時は……」
ここで回想シーンが…親方さまとペラップ、2匹だけで探検をしていた時も、いち早くカブトプスたちを見つけたのはペラップだったんですね。
「親方さま!危ないっ!!」
「カブトプスはふいをついてボクを襲ってきた。ペラップはボクをかばったばかりに犠牲になって……その後カブトプスはボクが追い払ったんだけど、でもボクは
倒れたペラップをどうすることも出来なかった。ペラップを助けられず途方にくれてたその時……ラプラスが現れたんだ。」
あら…そして、瀕死状態のペラップをラプラスが助けてくれたんですね。
そして場面はヒコたちのほうにうつります。うぉ、海が綺麗です。
「ふぅん。ラプラスとプクリンはそんな風にして出会ったんだ。」
「はい。本当は姿を見せるつもりはなかったんですが……でも傷ついたペラップさんを見た瞬間……助けずにはいられませんでした。そしてその後で……
プクリンさんとある約束をしたのです。」
この子も「誰かを助けるのに理由がいるかい?」の子なのね(´v`)で、約束って何よ?と思えば…またギルドへと視点が戻ります。
親方さまによると…
「ラプラスはボクたちを見てすぐに探検隊だってわかったらしい。そしてこう言ったんだ。あなたたちが野心に満ちた盗賊か……あるいは正義の心を持った探検隊かは
わからない。でも……世界の平和のために……不思議な模様だけは探求しないでくれ……って。」
それに親方さまがどう答えたのかと思えば、
「プクリンさんは快く約束してくれました。ペラップさんを助けてくれたお礼もあるし……この件からは手を引くと……。」
なるほどなぁ。でもどうして探求しちゃいけないんでしょ?
「幻の大地には……ディアルガのいる時限の塔があります。ディアルガは時間を司るこの塔に色々な者が訪れるのを恐れました。そしてディアルガは時限の塔を
守るため……幻の大地を時の狭間に隠したのです」
時の狭間というのは?と聞くヒコに、「説明が難しいのですが……時と時の……ほんの隙間の部分と申しましょうか……。」とのこと。
なるーだから見つからないわけですねぇ。どう行きゃいいのかすらわかりませぬ。しかし…
「ディアルガは幻の大地に入る資格を一つだけ設けました。それが遺跡の欠片です。」
「コータス長老の話……そしてヒコの遺跡の欠片を見て……ボクはピンと来たんだ。あの不思議な模様こそが幻の大地に通じる物だと。
だからボクは皆が磯の洞窟ほ行く前に出かけたんだ。再び……ラプラスと会うために……。」
…ラプラスは普段磯の洞窟にいるってことなのでしょうか?よくわからんけど。
「ボクは、ラプラスに会って話した 各地の時が止まり始めてこの世界が危機にあることを……そして一刻も早く次元の塔に時の歯車をおさめなくては
ならないことを……だから幻の大地へ行く前方法を教えてほしいと頼んだんだ。」
その熱意に負け、ラプラスが教えてくれたことは。
「幻の大地に行く者は遺跡の欠片が選ぶ」ということ。そして、遺跡のかけらはヒコを選んだこと。
って、遺跡の欠片が選ぶのですか…!何だかスペの宝珠みたいな話ですね!そして、ヘイガニは何故ヒコが?と聞きますが…
決まってますよね!ここまで一緒に旅をしてきたならば解りますよ♪
ヒコの正義感や優しさや無邪気さ、諦めない強い心(よく惑いはしますが…笑)に遺跡の欠片が呼応したのでしょう^^
この者ならば、ディアルガに仇をなすことはないと…。
そして、そのパートナーに星の停止を食い止めよう未来からやって来たお嬢が選ばれた…あぁ、何てことでしょ。まさしくディスティニーですねっ!!
ってことで親方さまも、
「多分ディアルガは悪しき者を時限の塔には入れたくないと思うんだ。だから大切なのは心。遺跡の欠片はヒコの心に共鳴したんじゃないかなあ。
とにかくボク達が出来るのもここまで。後は……ヒコやお嬢たち……シーランドに全てを託そう。
幻の大地に行き時の破壊を食い止めるのを……。」
とのこと。ここからはギルドの仲間たちは応援するだけかー。しっかしまさかペラップの怪我によって親方さまが離脱するとは正直思いませんでしたが…(´v`)
そして明るくなってきました。ヒコがここで「なあラプラス。大分長い時間泳いでるけど大丈夫か?」と聞きますが、
「ボクなら大丈夫ですよ。ヒコさん。それより……もう少しで着きますよ。ホラ!見えてきました! 海の前方にちょっと違う所が見えますよね?」
わー何か前方がキラキラしてます!何あれー!!
ジュプトルいわく、波が捻れてるとのことですが…島みたいにも見えるよーあそこが時の狭間とのこと!あそこを通って幻の大地へ行くそうです…!
「さあ!いきますよ!」てことでラプラスの泳ぐ速度が上がり…何か、浮いてってます!浮いてるんじゃないとのことですが何て説明していいのかわからん!
ジュプトルは時の海を渡ってるんだ!と言いますがどう見ても飛んでるって!
ここから→
どう見ても飛んでいます本当にry
そして…幻の大地へ。そして前方にはでっかい建物、時限の塔らしきものがー!
でも浮いてます。明らかに時限の塔も浮いてます。どうすればいいんだろう?と問うヒコにラプラスは「虹の石船に乗るのです」と…あっさり言うけど…
「この先をずっと行くと、古代の遺跡があります。そこに古代の船……虹の石舟が眠っているのです。それに乗れば時限の塔まで行けるでしょう。」
そしてラプラスはここまでとのことで、これからはヒコ・お嬢・ジュプトルの3匹で行きましょっい。
(しっかしジュプトルが「お嬢!行こう!」でヒコのことあんまり見てなくてワロタw)
ここでトレジャータウンへ一度戻ってみると(いや、何となく…笑)、皆が応援してくれてました^^
しかもキマワリ姐さんの日記、いつになくシリアス…!彼女の代名詞とも言える「きゃー!」がありません!「ワタシはあのコたちを信じます。」といつになく
すごくお姉さま…!
そして幻の大地へと戻り、先へと進み、古代の遺跡へとやってきました。
って、うぉー!!ミュウの遺跡!そしてカイオーガ&グラードン!ここってCMで出てた所じゃないですかー!?その隣にはディアルガ&パルキア…
「ラプラスの言ってた通り、古代の遺跡なんだな……ここは。そしてここに虹色の石舟があるはずだ。」
「うん そうだよ!早く奥に行こう!」
そして先へ進むと、何か階段が…「遺跡の神殿か何かじゃないかな…」とジュプトルは言いますが。。。
頂上へあがると…何か踊り場(?)みたいな所に。あ、穴が開いてます。ここに遺跡の欠片をはめるっぽくないですか?明らかに!
そんなことを考えていると、お嬢が何かに気づいた様子。
「ん?どうした?お嬢。」
(ここに石版が……。中に文字が書かれてるみたいだけど……何だろう……この文字は……。)
それをジュプトルが見ると、「これはアンノーン文字だな。古代の言葉で書かれている。」とのことで。
「読めるのか?ジュプトル。」
「ああ。このために色々調べてきたのだからな。」
ってことでジュプトルに読んでもらうことに。
「どうお?ジュプトル。」←この「どうお?」って言い方、めちゃ可愛くないですか?(愛)
「……………………。……わかったぞ。どうやらここ自体が……虹の石舟になっているらしい。」
「ええっ!ここが!?」
「ああ。そうだ。あそこに確かくぼみがあっただろう。ここだ。ヒコ。ここにヒコが持っている……遺跡の欠片をはめ込むんだ。」
「ええっ?ここに遺跡の欠片を?」
「そうだ。そうすれば虹の石舟が起動し始める。そしてそれに乗って時限の塔へ行けると……あの石版には書かれてある。早速試してみよう。」
ってことで遺跡の欠片をはめてみまーす。
し か し
「そこまでだッ!!」
との声!!うん、来るとは思ってたんだけど…ここでヨノワールさん(+ヤミラミ)登場。 どうなるヒコ&お嬢&ジュプトル!?と煽った所で次回へ。
今回のまとめ漫画
【Chapter19.幻の大地へ*後編】
前回からの続き。まぁ、来るとは思ってました。ヨノワールさん、ヤミラミ軍団!ウィイー!!(合言葉)
「フフフフッ!」とヨノワールさんも不敵に。どうしてここに!?と問えば、
「フッ……簡単なこと。ディアルガさまに直接ここに飛ばしてもらったのだ。お前たちは必ずここにやってくる。ここで待ってた方が探す手間が省けるからな。」
まぁそうですよね。頭いいー。
「フフフッ……。悪いがまた未来まで来てもらうぞ。」
うわぁああぁ嫌だ…。笑 ヤミラミたち!コイツらを時空ホールまで連れて行けッ!と命令。まーぁた時空ホールの前まで連れてこられます…(−−;
「ヤミラミたちよ!コイツらを時空ホールへ放り込むのだ!」
しかしただ大人しく連れて行かれるだけでは勿論ありません。ここで3匹は息をあわせ、ヤミラミたちにいっせいに攻撃を!ヤミラミたちが吹っ飛びます。
「ほう。この期に及んでまだ抵抗するとは。」
「当たり前だっ!」とジュプトル。
「フッ ならば仕方がない。」と、ヨノワールが前へ出ます…
「この場でお前たちを倒してから未来に運んでも同じこと。この圧倒的に不利な状況で……お前たちがどのくらい抵抗できるか……見せてもらおうッ!
いくぞッ!!」
ってことでバトルスタートなんですが…ヤミラミたちもやっぱりいるのかアァァ(−−;)
でも毎回のことながら周りのヤミラミたちを硬直のタネで硬直させ、わざとお嬢のHPを減らして「激流」発動、距離をとって攻撃したら流石にすぐに
ヨノワさんも倒れました^^
そういやこの3匹、全員ピンチになると技の威力がアップするの特性持ちですね。地方は違えど御三家♪
ヤミラミはまぁ数だけだから何てことなーい。ってことでバトル終了。
「ぐお…ぐおおッ……ぐおおおおおおおおおおッ! わ…わたしは……わたしは……」
Σ 立ち上がったアァアァァ!!
「わたしは……負けんッ!!」
って吹っ飛ばされたアァアァァ!!ひどい、勝ったのに!(笑)
「フンッ 無謀だな。わたしに戦いを挑むとは……。どんなに努力しようが……オマエたちの実力では所詮勝ち目はないのだッ!!」
勝ったんですけど
「ううっ……。ヨノワールはやっぱり強いや……。」
勝ったんですけど
ジュプトルは、「あきらめちゃダメだ!何処か突破口があるはずだ!」と言いますが…
「フッ オマエたちにしてはよくがんばったと思うが……ここまでだ。 これで……終わりだアッ!!」って、お腹の口が大きく開きました!!
何、このお腹のやつただの模様じゃなくて開くの!?(笑)
(何か技を仕掛けてくる!?お腹の口から!)
ここでお嬢、ひらめきました。
(……!待って!お腹の口!? そ そっか!もしかしたら!)
お嬢がジュプトルとヒコに何か話します。ヨノワールは何かエネルギーをお腹へつめていますが…そこからヒントを得て。
「お腹の内側に技をぶち込むだと! そんなことできるのか!?」
「もう時間がない!かけてみようよ!ジュプトル!」
「くらええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!」
ヨノワさんがビームを打った瞬間、お嬢たちがそれを跳ね返しました!そしてビームはそのままヨノワールへのお腹へと返され…!
「ぐおっ!ぐおおおおっ!ぐおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
ヨノワールさまが倒れました…ヤミラミも驚いてます。
「や……やった……。」
「ヨ…ヨノワールを……ついにヨノワールを……倒したぞッ!!」
ヤミラミたちもヨノワールさまが倒された、と時空ホールへ逃げ出していきました。そして残される、倒れたヨノワール…。
「フンッ ヤミラミたちは皆逃げちまったぞ。オマエも中々いい仲間たちに恵まれたようだな。」
そんな嫌味を呟きながら、ジュプトルはヒコに神殿の頂上へ行ってくぼみに遺跡の欠片を入れてくるよう言います。虹の石舟が動くかどうか試してほしいとのこと。
ジュプトルとお嬢はここでヨノワールを見張っているとのことですが…
「わかった。行って来るよ。」とヒコが快く出かけていった後…「うぐぐっ……。」とまだヨノワールさん、呻いています。
「動くな!」とジュプトルが言うと…
「うぐぐっ……。 ジュプトル お嬢……。オマエたちは本当に……本当にこれでいのか?……。もし歴史を変えたら……私たち未来のポケモンは
消えてしまうんだぞ……。」
Σ えぇぇぇええぇぇぇぇええ!?
「私だけじゃない。オマエたち2匹……ジュプトルもお嬢もそうだ……。未来から来たオマエたちも消えてしまうんだぞ……。それでも……。」
(歴史を変えるとわたしたちも消えてしまう!?ヨノワールの……ヨノワールの言ってることは……本当なの……。ジュプトル!)
「…………。本当だ。お嬢。歴史を変えれば……オレたちは消えてしまう。」
…この時のジュプトルの顔が本当に辛そうなんですよね。言わなければならなかったけど、言えなかったって感じの顔で…。
「でも……でもいいんだ。それで時は動き 皆が平和になるのなら。オレはそのためにやってきたのだから……。またセレビィも……。消えるのが
わかっている上で協力してくれてたんだ。」
(セレビィも?……。 ……!そういえば未来でのあの時……)
黒の森で、命を懸けてジュプトルに協力をする、と言って下さいましたよね。
あれはただの口約束(というか常套句)ではなく、本当の意味だったのですね…。それほどにセレビィはあの世界を変えたいと思ってくれ、そしてジュプトルと
お嬢に命を預けてくれたのですね。うーん…。
(あの時のセレビィの命を懸けるという言葉……。あれはそういう意味だったの……。)とお嬢も。
この辺りからはセリフをちょっと多めにいかせていただきます。いや、本当これ見ながらも涙目ですし私(笑)
「お嬢……。そしてオマエもそれは同じだった。その覚悟でオレたち2匹は未来から来たのだ。ただ……今のオマエに覚悟の記憶はない。だから急に
こんなことを言われたら戸惑うと思う。しかし……どのみちオレたちには選択肢はないのだ。
このまま放っておけば時は破壊され……やがて星の停止を迎えてしまう。世界を平和にするためには……オレたちは消える運命なのだ。
わかってくれ。お嬢。」
(…………そうだったの………………。そんな覚悟でこの世界にやってきたのか……わたしは……。自ら……消える覚悟で……。)
(……でも……。)
(わたしたちがやらなくては時の破壊は止められない……。それなら……やるしかない。)
(たとえ自分が消滅しようとも……。)
自分が消滅するとわかっていてもやり遂げなければならないほどの使命って、どれだけの価値があるんでしょう。
その決意や勇気は何処から生まれるんでしょう? ジュプトルとセレビィ、そして未来のお嬢は本当にすごいと思いますね。
「お嬢……。ただ……。ひとつ気がかりなことが……。この時代に来て変わってしまったことがある。確かにオレたちの覚悟は決まっていた。この世界に
初めてタイムスリップする時……オレたちには失うものなんて何もなかった。しかしお嬢……。今のオマエは違う。
今のオマエにはヒコがいるのだ。
ヒコはオマエのことを慕っている。もしオマエがいなくなることを知ったら……ヒコはきっと悲しがるだろう。アイツはいいヤツだ。でも……。
未来が変わりオマエが消えた時……アイツは……ヒコは……一人ぼっちになるのだ。」
「この失うものは何もなかった」っていうセリフ、すごい好きです。悲しいけど…
ジュプトルにはお嬢という存在だけが、お嬢にはジュプトルという存在だけしか「大切なもの」はなかったってことですよね。
2人で星の停止を食い止め、その結果が消滅だとしても…お互いが消えるわけだから、どっちかが残されてしまうことはない。ある意味心中だよなぁ。。
そういう意味でも、「失うものはない」ってことなんですよね。
でもお嬢は今はもうそうではない。失うものが出来てしまった。というか、遺していってしまうものが出来た…それを知ってしまったからこそ、ジュプトルもお嬢に
真実を言い出せなかったんだろうなあ。はぁ…。
(……そっか……。歴史を変えたときには……わたしも消える……。わたしが消えたとき……ヒコは……。)
ヒコが向かっていった階段の方を見つめ、(ヒコ……。)と悲しげに呟くお嬢。
ティッシュを何枚も使い涙ぼろぼろ流しセーブをした後、場面はヒコの方へ移ります。
くぼみに遺跡の欠片を入れれば虹の石舟が起動するとのことですが…とりあえず入れてみましょう。すると…何か、輝いています。
ジュプトルによれば、この音は虹の石舟が動き始めた音に違いない!とのことですが…
ここでいきなり、ヨノワールが呻きだしました。
「……ぐおッ……。ぐおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」
お嬢を突き飛ばしました…!ジュプトルがお嬢の名を呼ぶ暇もなく、ヨノワールは…
「歴史は……歴史は変えさせんッ!!」
白い閃光が…一瞬、ジュプトルがお嬢の前に出たような光景がうつりましたが…その光がおさまると…ジュプトルが倒れています。
(ジュ…ジュプトルッ!)
「お嬢をかばったのか!ジュプトルッ!!しかし今の攻撃でだいぶダメージを負ったはず!ちょうどいい!オマエから始末してやるッ!」
「うお…うおおおおおおおおおおおおおっ!」
ジュプトルは決死の覚悟で立ち上がり、時空ホールへヨノワールを押し込み…
「な 何をするッ!?」
「うぐぐっ…ヨノワールッ!!このまま……このままキサマとともに……未来へ帰るんだ!!」
「な……」
(何だって!?)
「お嬢!後は頼んだぞ!」と、5つの時の歯車がジュプトルから零れ落ちました…!!
そこへ戻ってくるヒコ。「皆!虹の石舟が動いたよ!」と帰ってきますが…目に映るのは、ヨノワールとジュプトルの攻防。
「ど…どうしたの!?」
「ヒコ!ここでお別れだ!オレはヨノワールを道連れに……未来へ帰る!」
「ええっ!?な 何だって!?」
「もうここへは二度と戻れないだろう。お嬢のことを……頼んだぞ!」
※杞咲号泣中
「そ そんな!それにジュプトルの代わりなんて……オイラには出来ないよ!」
「やるんだ。そしてヒコなら出来る。オマエたちは……最高のコンビだ。」
「ぐおっ 離せッ! 離すんだアッ!」とわめくヨノワールに、「もう少しだ!静かにしてろッ!」とジュプトル。
「お嬢!」
ここでお嬢がジュプトルの方を振り返り…ジュプトルはどんな顔をしてたんでしょうねえ。ムービーで見せて欲しかった(無茶苦茶言う)
「じゃあな。お嬢。オレはオマエに会えて幸せだった。別れは辛いが……後は頼んだぞ!」
画面が見えません。見えません。マジで涙で画面が見えません…!!!!!!ぼろぼろ泣いた。本気で。誇張なしで。笑
(ジュ…ジュプトル!)
「待たせたな!ヨノワールッ!!」
最後の声をあげ、ヨノワールとジュプトルは時空ホールの中へ…。そしてすぐに、時空ホールは消えてしまいました。
「ううっ……ジュプトル……。どうして……。」
(ジュプトル……。)
悲しんでいる暇もなく、虹の船の起動音が…大きくなりました。
「……時の歯車を……時の歯車を……集めなくちゃ……。未来で待っててくれ!ジュプトル!オイラが必ず時の破壊を食い止めて……未来をいい世界に
変えるから。ジュプトルが幸せに住める世界に!きっと!」
しかし、お嬢は真実を知っています。
(……でも……あの時ヨノワールが言ってた言葉は……。)
もし本当に星の停止がくいとめられ、未来が変わってしまえばヨノワール、そしてお嬢とジュプトル、セレビィは消えてしまう。
失敗は許されない。でも成功しても待っている結末は消滅なのですよね…。
BGMのオルゴールの曲、マジでやめて(涙)涙が滝のようにとはこのことやろ。
(……そう。未来を変えるとジュプトルは消滅してしまう……。そして……わたし自身も……。)
「なあお嬢。ジュプトルが最後に言った言葉……。 別れるのが辛いって言ってた……最後の言葉……。オイラその気持ちが痛いほどわかるよ……。
だってジュプトルはお嬢とずっとコンビを組んできたんだもん……。ジュプトルはお嬢と別れるのが……すごく辛かったんだと思う……。」
(……それもあるだろうけど…… 違う。最後のジュプトルの言葉……。
あれはわたしとジュプトルのことを言ったんじゃない。わたしとヒコのことを言ったんだ。ジュプトルはいずれ来るであろうわたしとヒコの別れを案じて……
言ってくれたんだ。歴史を変えたその時……わたしは消滅する……。
ヒコと一緒にいられるのも……この冒険が最後になる。)
記憶を無くしたとはいえ新しいパートナーを見つけ暖かい生活を送っていた相棒に何の文句を言うこともなく、最後までお嬢とヒコのことを案じたジュプトル。
奴ほどいい男を昨今見ない。マジで。
そしてお嬢の決意。ヒコを動揺させないために自分の心の中にだけ留めておくあたり、彼女らしいと思うのですが…。本当に辛いだろうなあ。
真実を知らないヒコは、「お嬢!ジュプトルのためにも行こう!時限の塔へ!」と…
ジュプトルの果たせなかった使命を背負い、2匹は時限の塔へと進むのでした。次回クライマックスか!?(煽り)
今回のまとめ漫画